↑【画像引用:ONE PIECE 単行本59巻】
ONE PIECEの物語が始まった“東の海(イーストブルー)”では、悪魔の実自体が伝説レベルで語られており、悪魔の実能力者というだけで支配的な実力者になることができました。
グランドライン前半でも、悪魔の実の能力者は高い戦闘能力を有する貴重な存在でした。
では、新世界においての悪魔の実の能力者はどのような立ち位置になるのでしょうか?
新世界とは厳しいグランドライン前半の海を渡り抜いてきた海賊たちが、すぐに逃げ帰りたくなるような厳しい世界です。
また、グランドラインの前半ではほとんど存在が知られていなかった、悪魔の実の能力に対して効果的な覇気を使う者も新世界には多数存在しています。
以上のことから、新世界において悪魔の実の能力者の価値は相対的に下がることがわかります。
それどころか、新世界では悪魔の実の能力者であることがマイナスに作用する可能性すらあります。
なぜなら、悪魔の実の能力者には明確な弱点が存在し、またそのことが広く知られているからです。
その弱点とは、言うまでもなく水の中で力が抜けてしまうということですが、この弱点により悪魔の実の能力者と非悪魔の実の能力者の戦闘能力が互角の場合、悪魔の実の能力者の方が不利になる可能性が高くなるのです。
これは戦う場所にもよりますが、海賊や海軍などの水に近いところでの戦いが強いられる職業の人間にとっては、悪魔の実の能力者の方が圧倒的に不利となります。
しかも、海などの深い水の中に落ちてしまうと、戦闘に負けるどころか高確率で死んでしまうのですから、その不利の度合いは相当なものです。
新世界では、海賊や海兵が高い戦闘能力を有しているため(海兵などは覇気の他に体術の六式を使うものも多数いる)、悪魔の実の持つ特殊な能力の有効性より、むしろデメリットの方が目立ってくる可能性が高いと思われます。
更に言えば、海楼石を多数有している海軍や世界政府関係者などは、覇気などを扱う非能力者よりも悪魔の実の能力者の方が、かえって捕まえやすいとすら考えているかもしれません。
また、新世界では四皇という巨大な海賊団組織が世の中を牛耳っていますが、組織が大きい分、これらの海賊組織も海楼石などをしっかり手にしている可能性もあります。
これらのことを踏まえて考えると、新世界では悪魔の実の能力者であることが、かえってマイナスであるという可能性は否定できません。
少なくとも、悪魔の実の能力者であるからといって、単純に戦闘で有利になることは新世界においてあり得ないでしょう。
ですので、これから新世界を目指したいと思う人は、悪魔の実を手に入れたからといって軽い気持ちで食べることは避けたほうがいいかもしれません。
※当記事は2014年2月23日に書いたものを再編集したものです。
悪魔の実クイズ

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