“マグマは火を焼き尽くす”の考察

悪魔の実考察
画像引用:ONE PIECE(著者:尾田栄一郎、発行元:集英社)

↑【画像引用:ONE PIECE 58巻

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“マグマは火を焼き尽くす”とは、海軍大将の赤犬が、白ひげ海賊団2番隊隊長のポートガス・D・エースに向かって言った『お前はただの“火”わしは“火”をも焼き尽くす“マグマ”じゃ!!わしと貴様の能力は完全に上下関係にある!!!』という発言からくる、悪魔の実における一種の理論のことです。

この“マグマは火を焼き尽くす”について、少し考えていきたいと思います。

マグマも火もどちらも高温なものであり、悪魔の実のおいては、その熱が攻撃力となっています。
ですので、まずはマグマと火の温度や熱量についての比較したいと思います。
作中で表現されるマグマの温度は800~1200℃(ドロドロしているため)、炎は700℃~2000℃(オレンジから黄色で表現されているため)と想定でき、どちらが高温かの判断は難しいところです。
しかしながら、一斗缶の中で燃えさかる炎にバケツ1杯の水をかければ火は消えますが、一斗缶分のマグマにバケツ1杯の水をかけても水は激しく蒸発しマグマはまだまだ熱を持ち続けることでしょう。
更に、火の上にマグマをかければ火は消えますが、マグマの上に火をつけても、マグマに影響はありません。
以上のことを踏まえると、作中表現されたマグマの方が火より上位であるという設定は間違いないでしょう。(唯一火の方が勝っていると考えられることは、動きが早いことぐらでしょうか)

ただし火や炎とは現象であり、実体をともなった物質であるマグマとは単純に比較できないのかもしれません。
また、ロジャーの息子かつ白ひげ海賊団2番隊隊長とはいえ20歳そこそこエースと、後に海軍元帥となる赤犬とでは、個人的な能力にも差があったものと思われます。

だとしても、“マグマが火を焼き尽くす”という理論には大いに疑問が残ります。
特に問題は“焼き尽くす”というところです。
火とは焼けていることを言うのであり、火を焼き尽くすという言葉には違和感を感じます。
そしてもっとも理解ができないところは、こんな不条理な理由でエースが死んでしまったということです。
主人公の兄であるエースが死ぬにはそれ相当の理由が必要なはずです。
エースが死ぬ理由としては、この“マグマは火を焼き尽くす”という理論では弱すぎました。

どうしてもエースが死ぬというのなら、ゴムゴムの実とゴロゴロの実のような誰でも分かるような納得のいく理由があって欲しかったと思うばかりです。

※当記事は2012年5月26日に書いたものを再編集したものです。

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尾田栄一郎原作の大人気漫画『ONE PIECE』に登場する“悪魔の実“が現実にあったら?という観点にたち独自の考察を行っています。

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コメント

  1. 匿名 より:

    エースの赤い炎だと500~1000℃なので赤犬のマグマの800~1200℃の方が熱い
    マルコの青い炎だと1000~1500℃なのでこちらの方が熱いが、比熱では結局マグマに負ける(溶岩石を青いガスバーナーで焼いて赤熱溶解させるのは難しい)
    エースもマルコも赤犬も熱で勝負してるのは結果論であって
    エースは本質的には熱ではなく燃焼という現象そのもの、
    マルコは可燃ガスを産生する特殊な代謝を持つ鳥、
    赤犬は本質は岩石人間ではないのかな?岩の組成を変化させれば比熱の操作もできるはず

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